第109回 午後 問88
科目:疾病の成り立ちと回復の促進
胃食道逆流症で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1青年期に多い。
- 2高脂肪食の摂取を勧める。
- 3食後は左側臥位で休息する。
- 4下部食道括約筋の弛緩が関与する。正答
- 5H2受容体拮抗薬によって自覚症状が緩和する。正答
正答 4・5(2つ選ぶ問題)
解説
胃酸の胃食道逆流のメカニズムには、一過性の下部食道括約筋(LES)弛緩、腹圧上昇、低LES圧の3つの機序があり、一過性LES弛緩は嚥下と関係なくLESが弛緩する現象である。胃食道逆流症は、主に胃の酸が食道へ逆流することにより胸やけや呑酸などの不快な自覚症状を感じたり、食道の粘膜がただれたりする病気で、ただれがあるものを逆流性食道炎という。H2受容体拮抗剤のファモチジンは、H2受容体を遮断して胃酸分泌を抑制する薬で、効能に逆流性食道炎をもち、医療用(ガスター錠)の国内臨床試験では、逆流性食道炎の自他覚症状改善度(自覚症状と他覚症状を合わせた改善度)が用法により90.0%と87.0%だった。生活習慣では高脂肪食の摂取を避ける。
選択肢1:誤り。日本消化器病学会の患者向けガイドは、逆流性食道炎の背景として中年男性の肥満や高齢女性の骨粗鬆症による円背を挙げている
選択肢2:誤り。高脂肪食の摂取は避ける
選択肢3:誤り。胃酸の逆流は食後2~3時間までに起こることが多いので、食後すぐには横にならず上体を起こして過ごす
選択肢4:正しい。一過性の下部食道括約筋(LES)弛緩は胃酸が逆流するメカニズムの一つ
選択肢5:正しい。H2受容体拮抗薬のファモチジンは胃酸分泌を抑え、逆流性食道炎の臨床試験で自他覚症状が改善した
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出典: 第109回 看護師国家試験。解説は本アプリが作成
問題と正答は厚生労働省「看護師国家試験の問題および正答について」(第108〜115回)をもとに、表示用に整えて掲載しています(公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0))。解説と科目分類は本アプリが作成したもので、厚生労働省が作成したものではありません。