第110回 午前 問54

科目:小児看護学

Aちゃん(11歳、女児)は、5日前から両側の眼瞼浮腫と急な体重増加があり、尿量が少ないため来院した。高度の蛋白尿もみられたため入院し、ネフローゼ症候群と診断されステロイド治療の方針となった。 現時点でのAちゃんへの看護で適切なのはどれか。

  1. 1水分摂取を促す。
  2. 2病院内を散歩して良いと伝える。
  3. 3糖分の摂取制限があることを伝える。
  4. 4一時的に満月様顔貌になることを説明する。正答

正答 4

解説

ネフローゼ症候群でステロイド治療を始めるので、副作用の満月様顔貌(ムーンフェイス)が出ることを前もって伝えておく。ネフローゼ症候群に使うステロイドのプレドニゾロン(プレドニン錠)の添付文書は、効能にネフローゼ症候群を、その他の副作用に満月様顔貌を挙げている。添付文書に戻るかどうかの記載は無いが、がんの免疫療法でステロイドを使う患者向けの資料は、満月様顔貌はステロイドの量が少なくなればもとに戻るとしている。 選択肢1:誤り。浮腫と尿量の減少がある時期で、水分摂取を促すことはしない。 選択肢2:誤り。ステロイドの使用で感染症の頻度が増える(添付文書の重大な副作用にも誘発感染症がある)ため、院内を自由に散歩させることは勧めない。 選択肢3:誤り。制限するのは主に塩分で、糖分の制限を伝える場面ではない。 選択肢4:正しい。満月様顔貌はステロイドの副作用で、量が少なくなればもとに戻る。
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出典: 第110回 看護師国家試験。解説は本アプリが作成

問題と正答は厚生労働省「看護師国家試験の問題および正答について」(第108〜115回)をもとに、表示用に整えて掲載しています(公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0))。解説と科目分類は本アプリが作成したもので、厚生労働省が作成したものではありません。