第110回 午後 問23
科目:必修問題
成人の持続点滴静脈内注射のために選択される部位で最も適切なのはどれか。
- 1足 背
- 2鼠 径
- 3前腕内側正答
- 4肘関節付近
正答 3
解説
厚生労働省の「技術指導の例」(平成23年2月)は、点滴静脈注射の穿刺部位を、行動制限を最小限にし、点滴漏れや静脈炎が起こりにくい上肢の前腕や手背などから選ぶとしている。足背・鼠径は上肢ではなく、鹿児島大学病院の感染対策の資料(末梢静脈カテーテルの管理)も、上肢は下肢より静脈炎の感染リスクが低く、上肢の中では前腕が最も感染のリスクが低いとし、安定して固定できる部位を選ぶとしている。また、血管に留置する針の一つである BD インサイトの添付文書(2024年7月 第3版)は、守らないとカテーテルの破損、接続部の外れ、血管から抜けることが起こりうるとして、屈曲部位に留置しないよう求めている。持続点滴では留置針を使い、厚生労働省の資料も、穿刺した針を確実かつ行動制限を生じない方法で固定するとしているので、曲げ伸ばしする肘関節付近より前腕内側が適切である。前腕の静脈は目で見て指で触れて確かめやすく、針を刺しやすいことも、前腕が選ばれる理由になる。
選択肢1:誤り。足背は上肢ではない
選択肢2:誤り。鼠径は上肢ではない
選択肢3:正しい。上肢の前腕で、屈曲部位にあたらない
選択肢4:誤り。肘関節付近は曲げ伸ばしする屈曲部位
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出典: 第110回 看護師国家試験。解説は本アプリが作成
問題と正答は厚生労働省「看護師国家試験の問題および正答について」(第108〜115回)をもとに、表示用に整えて掲載しています(公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0))。解説と科目分類は本アプリが作成したもので、厚生労働省が作成したものではありません。