第108回 午前 問72

科目:地域・在宅看護論

Aさん(77歳、男性)は、脳梗塞による左片麻痺があり、右膝の痛みにより立位が困難である。端坐位で殿部をわずかに持ち上げることはできる。妻(77歳)は小柄で、体格差のある夫の移乗の介助に負担を感じている。 Aさんのベッドから車椅子への移乗の際、妻の介護負担を軽減する福祉用具で適切なのはどれか。

  1. 1歩行器
  2. 2ベッド柵
  3. 3電動介助リフト
  4. 4トランスファーボード正答

正答 4

解説

Aさんは右膝の痛みで立位はとれないが、端坐位で殿部をわずかに持ち上げることはできる。厚生労働省の腰痛予防対策指針は、移乗の介助で原則として人力による抱上げを行わず、座位を保持できる人にはスライディングボード等の使用を検討するとしている。トランスファーボードを使うと殿部を滑らせて車椅子へ移れるので、小柄な妻が抱え上げずにすむ。 選択肢1:誤り。立位が困難なので歩行器は使えない。 選択肢2:誤り。ベッド柵は起き上がりの支えにはなるが、車椅子への移乗の介助の負担を直接は減らさない。 選択肢3:誤り。指針はリフトを全介助の必要な人に積極的に使うものとしている。座位を保ち殿部を少し上げられるAさんには、まずボードが合う。 選択肢4:正しい。座位を保持できる人の移乗にはスライディングボード等の使用が勧められる。
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出典: 第108回 看護師国家試験。解説は本アプリが作成

問題と正答は厚生労働省「看護師国家試験の問題および正答について」(第108〜115回)をもとに、表示用に整えて掲載しています(公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0))。解説と科目分類は本アプリが作成したもので、厚生労働省が作成したものではありません。