第111回 午後 問69

科目:地域・在宅看護論

感染徴候のない在宅療養者に対する床上での排便の援助において、訪問看護師が行う感染対策で適切なのはどれか。

  1. 1援助時には使い捨てのエプロンを着用する。正答
  2. 2使用済みのオムツは感染性廃棄物として処分する。
  3. 3使用済みの寝衣は次亜塩素酸ナトリウム液に浸す。
  4. 4陰部洗浄で使用したボトルの洗浄に中性洗剤は用いない。

正答 1

解説

厚生労働省の『介護現場における感染対策の手引き』第2版(令和3年3月、訪問系サービスも対象)は、利用者の感染症の有無に関わらず、分泌物や排泄物などはすべて感染源とみなして予防策をとることを標準予防策としている。同じ手引きは、排泄物(便)などで衣服が汚れ、ほかの利用者に感染させるおそれがあるときは使い捨てエプロンを着け、おむつ交換は排泄物に直接触れなくても必ず使い捨て手袋とエプロンを着けて行うことを基本としている。床上での排便の援助も手引きの「排泄介助」に当たるので、感染徴候がなくても使い捨てのエプロンを着ける。感染徴候が無い人の寝衣を消毒薬に浸したり、陰部洗浄のボトルを中性洗剤で洗わなかったりする必要はない。 選択肢1:正しい。排泄物で衣服が汚れるおそれがあるので、感染徴候がなくても使い捨てのエプロンを着ける。 選択肢2:誤り。環境省の資料(令和2年12月)は、家庭から出る使用済みの紙おむつを、市区町村が家庭系一般廃棄物として処理するとしている。感染対策の手引きの感染性廃棄物の項は、排泄物などが付いた廃棄物を感染性廃棄物として扱うとしたうえで、介護施設等での保管や施設内での移動を書いたもので、家庭から出るおむつの記述は無い。 選択肢3:誤り。感染徴候の無い人の寝衣は通常の洗濯でよい。 選択肢4:誤り。陰部洗浄のボトルは中性洗剤で洗って乾かしてよい。
この問題をアプリで解く
← 前の問題(午後68)次の問題(午後70) →

出典: 第111回 看護師国家試験。解説は本アプリが作成

問題と正答は厚生労働省「看護師国家試験の問題および正答について」(第108〜115回)をもとに、表示用に整えて掲載しています(公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0))。解説と科目分類は本アプリが作成したもので、厚生労働省が作成したものではありません。